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2022.12.08   最新情報

コロナ禍現在の日本に入国・帰国する際の手続き、検疫の体験記(子連れ) 2022年12月初旬

先週、海外へ出国しました。コロナ禍で初の空港利用、帰国や検疫について実際に体験した情報を共有します。

<出国>

知人から、関西国際空港が大混雑していると聞いていたので念のため早めに到着しました。

が土曜日の早朝6:30、関西国際空港の国際線フロアはそれほど混雑していませんでした。

出国については、コロナ以前と特に変わりはありませんでした。関空内の免税店は、一時休業をしている店舗が多く、ブランド店やスターバックスまでも閉まってました。

朝9時にブランド2店舖は空きましたが商品の在庫は少なく、その他は化粧品、たばこ、お酒、日本のお土産を販売している店舗くらいしか空いていませんでした。コンビニと、白い恋人の店舗が、外国人の方で大行列になっていました。

 

 <現地入国>

フライト後、就航先のベトナムではコロナ制限がない(保険の加入のみ義務)ので、通常の入国審査と同様でした。混んでおり、1時間ほどかかりました。

 

 <ワクチン接種証明書について>

日本への帰国便の搭乗前には、現地の空港カウンターでワクチン接種証明書の提示が必要になります。このワクチン接種証明書は、日本政府指定の事項が書かれているものでなければいけません。ワクチン接種券の左側の「ワクチン接種証明書」は日本語表記のみなので、現地で見せるためには、住んでいる自治体に申請して英語併記の「海外渡航用のワクチン接種証明書」をあらかじめ取得しておかなければなりません。

住民票のある自治体に申請をします。自治体によって、証明書発行までの標準処理期間が異なります。

私自身は明石市在住で、郵送申請、発行まで1週間~10日が目安とホームページに記載されていました。渡航が迫っていたため、返信用封筒に速達の切手を貼り、早めの発行をお願いすると、ありがたいことに数日で届きました。

家族は京都市に申請、2週間かかるとのことでした。

また、途中で住民票を移し、ワクチン接種も1回目(尼崎市)と3回目(大阪市)の場所が異なる方は、現在住んでいる大阪市での発行ができず、尼崎市への申請も必要とのことでした。出発日の前日に申請不許可の返信が届き、非常に手間がかかっていました。

 

コロナ禍で原則郵送での請求になっていることもあり、このワクチン接種証明書の取得は、なるべく早めに手続きしておくことをお勧めします。

 

<ファストトラック「Visit Japan Web」について>

また、出国の2週間前を目安にファストトラック「Visit Japan Web」の登録も済ませることが推奨されています。ファストトラックとは、入国前に証明書などを登録し、空港ではQRコード画面を見せるだけで手続きがスムーズにすむ、事前登録システムです。

アプリではなく、ウェブサイトの登録で難しくはありません。ウェブで「Visit Japan Web」と検索し、進んでいきます。アカウントを作成、ログイン後、スケジュール、情報を1項目ずつ登録していきます。必要なものは、スマホかPC,パスポート、帰国便の情報、ワクチン接種証明書(もしくは72時間以内の陰性証明書)です。説明手順通りに進めていくと、まずはパスポートをスマホで写真にとり、手順通りアップします。すると、審査中と表示されます。審査完了のサインがでるまでに10分~15分ほどかかりました。これを3項目ほど繰り返します。最終的に青色の画面に変わり、「登録完了」と表示されQRコードが表示されます(QRコードはスクリーンショット推奨)。完了まで、合計で1時間かからないくらいでしたが、思ったよりは時間がかかった印象です。

ちなみに、今回、ワクチン接種していない子供も同行したのですが、18歳未満の子供はワクチン接種証明書のある親と同伴の場合は、特例で陰性証明もワクチン接種証明書もなく入国できます。ファストトラックも利用可能で、「Visit Japan Web」に「同行者情報」の入力欄があり、そこに該当の子供を登録します。この場合、完了しても青色画面にならず、黄色画面で登録完了と表示されます。特例の子供同行の場合は、これで正解だそうです。この「Visit Japan Web」はデジタル庁管轄で、問い合わせのコールセンターはないようです。問い合わせ画面から、チャットボットで質問することは可能です。

 

<日本への入国・帰国>

話を帰国便に戻します。帰国便の搭乗前には紙のワクチン接種証明書(英語併記)を提示し、搭乗します。関空に到着後は、スタッフに誘導され、入国審査までひたすら徒歩で歩きます。免税コーナーやお店もすべて撤去されていました。ここで、「Visit Japan Web」のQRコードを用意するように言われますが、実際に画面が必要なのは入国審査の時のみでした。途中で簡易の体温計(画面で測れるもの)がいくつか設置されていたり、体調の悪い人はいませんかとアナウンスはあるものの、一人ひとりの体温測定などはありませんでした。

入国・帰国後の体調管理に関する説明書を手渡されました。途中で、「Visit Japan Web」に登録済(青色)の方、登録していない方と別れる道がありました。私たちは登録済の道へ進みましたが、外国人の方は登録していない方のほうが多い印象でした。登録済へ進むと、そこからは非常にスムーズで、入国審査の際に、パスポートと一緒に「Visit Japan Web」のQRコードを提示するだけで、すぐに通過できました。私たちは子連れだったので、通常の有人カウンターでの入国審査が必要でしたが、大人一人で「Visit Japan Web」青色画面での入国であれば、機械の顔認証での審査で入国できるとのことでした。こちらだと、並ぶことなくさらに早い入国ができていました。デジタル庁発足により、急速に色々とデジタル化されているなとの印象を受けました。ただし、税関申告だけは、「Visit Japan Web」で登録済みにも関わらずカウンターが1つしかないので、手書きのほうが早いと言われ、結局手書きした紙で提出しました。帰国便が到着してから、1時間少しで空港を出ることが出来ました。

 

 

コロナ禍での初の日本出国、様々な事前手続きもあり、色々と不安も多く、時間も手間も非常にかかるのかと身構えていましたが、空港では往路・復路ともに予想より非常にスムーズでした。

入国審査では、帰国者よりもビジターの列が混んでいたので、少しずつ外国人旅行者や短期滞在の外国人も増えているのかもしれません。

 

ワクチン接種証明書や、「Visit Japan Web」の事前登録については、早め早めの登録をお勧めします。

なお、関西空港内にはPCR検査センターが設置されていますが、有料、完全予約制、9:00~11:00,13:00~14:00までの営業です。

「Visit Japan Web」https://vjw-lp.digital.go.jp/

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